blogに寄せる詩   

 七言絶句の体裁に一応整えたので載せておきます。
 blog説明作成のつもりが、凝り性が災いしてここまで来てしまいました。
 おかげで他の話題で全然記事を書いてない…。
 ひと段落したので、以後はもう少し敷居の低い(?) blogになるのではと思います。
 

           
            寄誣録詩
            
            銀漢星霜透翠帷        
            電波涵月和盈虧
            莫云深夜妄陳懐
            霊妙九天通意時  
                         (平水韻 上平四支)
  
  

ピンインと平仄: ji4 wu1 lu4 shi1
   
             yin2 han4 xing1 shuang1 tou4 cui4 wei2  ○●○○●●○
              dian4 bo1 han2 yue4 he4 ying2 kui1     ●○○●●○○
             mo4 yun2 shen1 ye4 wang4 chen2 huai2 ●○○●●○○
             ling2 miao4 jiu3 tian1 tong1 yi4 shi2     ○●●○○●○ 
   
  書き下し    :誣録に寄せる詩

            銀漢の星霜 翠帷(スイイ)に透(とほ)り
            電波 月を涵(ひた)し 盈虧(エイキ)に和す
            云ふなかれ 深夜妄(みだり)に懐(おも)ひを陳(の)ぶると
            霊妙なる九天 意(こころ)に通ずる時
  
  意味      :この(真偽のあやふやなことばかり記してある)blogによせて

            銀河の星ぼしの輝きが、煌めく霜のように地上に舞い降り
            翡翠色のとばりを隔ててもこちらへ透過していくのが感じられる
           
            オーロラにのって怪電波は夜天に満ち、月をも浸さんばかり
            まるで月の満ち欠けに応じるかのように刻々と強さを変化させる

           深夜になって気分が変に高揚しているから
           こんな妄想をblogに書き連ねているのだ、などと言わないでね

           そもそも夜というのは、九層からなる諸天の霊感が
           心の内奥に流入して文章に現れる時間帯なのだから
  
  備考 「星霜」は通常「年月」の意味だが ここではそのまま「星の霜」、
      霜のような星の輝きの意で使いました。
      また「電」の字にがんらい電気、電磁の意味があるわけないので
      電波は「いなびかりの波」くらいの意味しかなりません。
      オーロラに電波を当てたのも用例があるわけでもなく、かなり苦しいな…。
      漢詩では変な造語・意味濫造は慎むべきかもしれませんが、
      戯作ということで寛恕されたし。
      
      ただ一応古典中国語の文法には従っているので、
      漢字共同体における一定の普遍性は保たれてると思います。
      現代の事象や感性を言語の表現形式から全く排除することは
      古典語による言語活動を単なる懐古趣味にしてしまうのではないか?
      そんなふうに西洋古典語をかじった人間としては思ったりします。
      
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by bulbulesahar | 2009-01-20 01:37 |

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